RPGツクールMVのイベント出現条件で注意すべき点
皆さんこんにちは。隠家 くろ(@kakurekuro)です。
RPGツクールMVという、ツールを皆さんご存知ですか?
その名の通りRPGを作るためのものなのですが、今回その中にあるイベント作成で私が引っかかったことを記事にしようと思います。
前置きもこの辺にして、早速いきましょう。
イベントの出現条件の仕様
イベントには、出現条件を設定することが出来ます。
イベントの1ページ内で無理やり条件分岐でセリフやフラグの立て方を変えても良いのですが、ちょっと効率が悪いです。
また、後で見返したときに複雑すぎて分からなくなることもしばしば。
そこで、イベント1つに複数ページを作成して、それぞれに出現条件を付けることが一番明確で分かりやすい方法です。
例えば、以下のようなイベントを作ったとします↓
これは、「好感度という変数が15以上の時に出現する」という条件のイベントです。
このイベントの2ページ目がこちら↓
これは、先程の条件を満たさなかった場合に用意しているイベントページです。
結論から言いますと、このイベントの作り方は間違っています。
バグが100%起きるイベントの作り方です。
このイベントの作り方だと、好感度の変数に関わらず、2ページ目のイベントしか発生しません。
私もこれで小一時間悩みました。
が、普通に公式のマニュアルに書いてありました。。。
解説していきます。
答えを言いますと、1ページ目と2ページ目のイベントをそのまま入れ変えれば、正常な処理に直ります。
なぜかと言うと、ツクールの仕様に
「【出現条件】を満たすイベントページが複数ある場合は、ページ番号のもっとも大きいイベントページが有効となる」
というのがあるのです。
また、
「【出現条件】が未設定のイベントページは、常に出現条件を満たしている」
という仕様もあります。
この2つの仕様を知らずに、先程のようなイベントページの作り方をしてしまうと、思うように動作しなくなるバグを発生させてしまうのです。
- 【出現条件】を満たすイベントページが複数ある場合、ページ番号のもっとも大きいイベントページが有効
- 【出現条件】が未設定のイベントページは、常に出現条件を満たしている
- ゆえに、ページ番号の大きいイベントに条件を満たした場合の処理を記載すること
1つのページにまとめることも出来なくはない
今まで紹介した、イベントの複数ページのやり方ですが、1つのページにまとめることも可能です。
先程の処理を1つにまとめるとこんな感じになります↓
これでも挙動は同じなので、処理的にはなんの問題もありません。
先程のようにページを分けるべきか、このように1つにまとめるべきかは、処理の内容によって決めると良いでしょう。
例えば、好感度によってヒロインからのセリフが1、2箇所変わるだけ、とかならまとめた方が楽です。
好感度によって、セリフやもらえるアイテム、その後の展開も変わるというのならページを分けた方が制作する段階で楽ですね。
自分の作りたいゲームに合ったやり方を選んでください。
さいごに
以上で、RPGツクールMVのイベントの出現条件の解説は終了です。
私も結構な時間悩んだことだったので、備忘録的な感じで記事を書いてみました。
結局はツクールの仕様というオチだったのですが、これを知っていると無駄なバグを防ぐことが出来るので、知っておいて損はないでしょう。
それでは、皆さんも良きツクールライフを!
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